#-----------------------------------------------------------
# 書籍"FPGAボードで学ぶ論理回路設計"
# コンフィギュレーションメモリ(EPCS1)へのプログラミング
#-----------------------------------------------------------

書籍"FPGAボードで学ぶ論理回路設計"のボードにはコンフィギュレーションメモリ"EPCS1"に
回路記述データをプログラミングする手順を説明します。
(EPCS1は書籍を買った時点では付いていません。接続するパターンが用意されており、
 EPCS1を接続する必要があります。)

FPGAは電源起動時、回路論理データを外部のコンフィギュレーションメモリから読み出し、
FPGAの回路を初期設定します。

PCからFPGA内部のSRAMに書き込む方式でFPGAにプログラミングを行っても
外部のコンフィギュレーションメモリに回路論理データが保存していなければ、
またPCからFPGAのSRAMに書き込まないと動作しません。


このため、FPGAの外部にあるコンフィギュレーションメモリに回路記述を保存し、
起動時にFPGA内部のSRAMにデータを書き込む必要があります。
下記にそのコンフィギュレーションメモリへの書き込むための手順を示します。

(1)QuartusUを開き、まず目的の回路をコンパイルしてください。

(2)画面上部のバーの「File > Convert Programming File..」を選択し、
 「Convert Programming Files」の画面を表示してください。

(3)画面が開けたら、"Programming file type:"ボックスの下矢印をクリックし、
 "JTAG Indirect Fonfiguration File(.jic)"を選択してください。

(4)次に、"Configuration Device:"ボックスの下矢印をクリックし、
 "EPCS1"を選択してください。

(5)File name:のボックスは出力したいファイル名の指定です。今回はそのまま
 output_file.jicとします。

(6)"Input files to convert"のボックスのFile/Data areaの欄に"Flash Loader"と
 "SOF Data"という二つが並んでいるのが確認できると思います。
 まず、Flash Laderを選択し、"Add Device"ボタンをクリックし、
 「Cyclone > EP1C3」を選択し、OKでそのウィンドウを閉じます。


(7)先ほどの画面で"SOF Data"を選択し、"Add File"ボタンを押してください。
 記述したいsofファイルを選択し、OKを押してください。
 (回路記述でPCからそのままFPGAのSRAMに書き込む際に使用されるfileです。
  sofファイルはコンパイルされると出力されるファイルです。回路記述を
  コンパイルしたディレクトリにプロジェクト名と同じ名前のsofファイルが
  存在すると思います。)


(8)追加されたsofファイルの列を選択し、"Properties"ボタンを押し、
 Compressionのチェックボックスにチェックを入れてOKを押してウィンドウを閉じてください。

(9)最後に"Generate"ボタンを押し、jicファイルを生成します。


(10)jicファイルが作成されたので次に、"Programmer"ウィンドウを開いてください。
 Programmerを開くと、ウィンドウ左側に"Add File"というボタンがあるので、それを
 押して、先ほど生成したjicファイルを選択してください。

(11)選択できたら白のボックス内にjicファイル名の情報が表示されているはずです。
 Program/Configure, Verify, Blanck Checkの3つのチェックボックスにチェックを入れ、
 "Start"ボタンを押してください。
 Progressが100%になり、QuartusUのMessageウィンドウにSucessfullyというメッセージが出て入れば
 書き込み成功です。

 

(12)電源を一旦OFFし、ONすると、コンフィギュレーションメモリからデータがFPGAに書き込まれ、
 プログラムした回路が動作します。

 

inserted by FC2 system